ロールバックと作業記録

ローカルの変更を戻す

コミット済みの場合:

git revert <更新のコミットID>

未コミットで、対象のファイルの変更を捨ててよい場合:

git restore pom.xml

Gradle では build.gradle(またはバージョンカタログ)です。複数のファイルを変えた場合は、対象を確かめてから戻します。

古いバージョンへ戻すと、解消したはずの脆弱性がまた入ります。ロールバックは暫定の措置とし、承認者・理由・影響の範囲・代わりの対策(入力の制限・機能の停止など)・再更新の期限を記録してください。

作業記録

記録の書式と置き場所は、プロジェクトの決まりに従います。決まりが無ければ、次を記録します。

  • 対象のプロジェクト・モジュール
  • 更新前と更新後の座標・バージョン、選んだ候補(バージョンページの改訂番号も)
  • OS・IDE・Java・ビルドツールのバージョン
  • 実際に解決されたバージョン(解決されたバージョンの確認の結果)
  • WAR に入った JAR の確認結果
  • コンパイル・テスト・パッケージの結果
  • 利用箇所の調査の結果(利用箇所の調べ方の記録)と、工数の実績(見積もりとの差)
  • 再スキャンの結果と残ったリスク
  • 問題・特記事項
  • 作業者・レビュー者・実施日

工数の実績は、工数の区分と単価を見直すのに使います。見積もりとの差が大きかった区分は、担当者に伝えてください。

共通手順書の章

  1. 作業の全体像
  2. 開発環境と前提
  3. 作業前の準備
  4. 更新前の記録
  5. 利用箇所の調べ方
  6. 依存定義の更新
  7. IDE への反映
  8. 解決されたバージョンの確認
  9. コンパイルエラーの切り分け
  10. import の一括置き換え(javax → jakarta)
  11. 非推奨の警告の扱い
  12. 概算工数の出し方
  13. リソースの解放と入力の安全性
  14. ビルド・テスト・WAR の確認
  15. 他の JAR に同梱された複製
  16. 再スキャン
  17. 変更差分の確認と完了条件
  18. ロールバックと作業記録
  19. 検証環境等への配備